5月14日・15日・16日と「ワールドパラトライアスロンシリーズ(2021横浜)」の関連の「横浜パラトライアスロン応援イベント」が開催され、それらにジュニア記者が、象の鼻テラスとオンラインで参加しました。横浜大会は、山下公園周辺の特設会場で行われました。身近で開催されている大会を目の前で見て応援したいという気持ちでいっぱいでしたが、今回はコロナ禍のため、残念ながら現地から配信される映像を見ながら、オンラインで応援しました。
レース前日の5月14日には、レース会場近くの象の鼻テラスで「WHO I AM上映会&子どもヒーローインタビュー会」が行われ、パラ水泳で東京パラリンピックに出場する全盲の木村敬一選手にオンラインでインタビューすることができました。
折下陽琉(5月14日参加・子ども記者)
木村選手はとても明るい人でした。
どんな質問にでも気さくに答えてくれました。
「水泳の他に好きなスポーツがありますか」との質問に、「スカイダイビングをしてみたいです」と答えてくれました。
水泳の他にも、スキーや自転車もやっていたそうです。
他にも「アメリカではどんな料理が好きでしたか」という質問に「メキシコ料理が美味しかった」と教えてくれました。
「しんどいのは強くなるための試練なんだ」と言っていたことがとても印象に残りました。
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5月15日早朝、中区関内の桜通りにあるシェアスペース、「さくらワークス<関内>」でのオンラインでの横浜パラトライアスロンの応援会に4名の記者が参加しました。
トライアスロンとは、スイム(水泳)・バイク(自転車ロードレース)・ラン(長距離走)を続けて行う、個人レースです。横浜山下公園を会場に、オリンピック、パラリンピックのトライアスロンの世界大会が毎年開催されていて、今回このコロナ禍ですから、公園に観に行くことはできず、家からzoomでパラリンピックのトライアスロンを応援しました。
レースの様子を見る前に、ジャーナリストでキャスターの堀潤さんがZoomで参加して、こども記者たちと、「取材」という観点からのレースの見方などをレクチャーしてくれました。堀さんによると、画面越しでも選手の細かい息づかいや表情、まわりのようすなどをできるだけ観察することが大切だということでした。現地で直接見ることは叶いませんでしたが、カメラマンの方が選手の近くで映し出しOlofてくれたので、みんなで食い入るように見て応援しました。
レースはあっという間に終わってしまいました。障害のある選手はその障害に応じて、サポートの方が一緒に伴走したり、特別な自転車を使った m to りしているのですが、本当に速くてびっくりしました。目の見えない選手のサポートをするガイドもアスリートと同じ体力が必要になることを知りました。
そして、その日15日の夕方から、今度は象の鼻テラスで、ヘールト・スキパー選手(オランダ)、佐藤圭一選手、木村潤平選手の3人へのオンラインでのインタビューをZoomですることができました。こどもたちの質問が多すぎて、大幅に時間がオーバーしてしまいました。
英語で直接質問しているこどもたちもいて、すごいなあと思いました。
「どのくらい練習しているの?」「どのくらい休むの?」という質問に対して、3人の選手それぞれが、しっかり練習する日とお休みをする日をつくっていることがわかりました。また、「障害をもっているからこそ、こういう大会に出ることができて、みなさんに応援してもらうことが出来ている。悪いことばかりじゃない」と、選手のみなさんは話してくれました。
「コロナ禍の中で応援する人がまわりにいないことについて寂しくなかったですか?」という質問に対して「それは寂しかった!でも今回のこどもたちとのインタビューで、みんなが応援してくれていたことがわかって、本当にうれしい。ありがとう」と時間が長引いても楽しそうに対応してくれました。
今回は現地で声を上げて応援することができなくて残念でしたが、オンライン参加でも十分に迫力のあるレースを見ることができて、パラトライアスロンやスポーツのすごさを知ることができました。障害を超えてチャレンジするかっこいい選手にインタビューできて、すばらしい体験をしました。いつか直接、選手に会って、直接応援したいです!!
記事:みなとみらいジュニア編集局記者